大悲惨これが披露宴・大感激これぞ披露宴

挙式までの準備

大悲惨これが披露宴・大感激これぞ披露宴

「披露宴には友達をたくさん呼んで〜、すっごくロマンチックでオシャレな演出をして〜」などと夢いっぱいのあなた、披露宴はふたりだけのものでないことを思い出して!披露宴は晴れて夫婦になったふたりをお披露目する祝宴なので、招待客全員に楽しんでもらえるものにしなければなりません。
でも、「楽しみにしていたのに・・・」「せっかく遠くから来たのに・・・」と招待客をガックリさせるような披露宴は、けっこうあるんですよね。

「悪い披露宴」

■交通の悪い場所での挙式や招待客数に合わない会場はマイナスポイント

まず、会場選びは大丈夫ですか?駅からのアクセスは重要なポイントです。
お酒が出る披露宴に車を運転してで来る人は少ないですよね。それなのに、1時間に1本しかバスが通らないような郊外だったり、駅から5分でもずっと上り坂だったりすると、会場にたどり着くだけで疲れてしまいます。会場を決める前に、公共交通機関を使って会場まで行ってみることをオススメします。
また、「会場が狭すぎて圧迫感があった」「広すぎて空調が効いてなかった」などの感想を聞くこともあります。「どうしてもここで披露宴をしたい」と自分の希望だけで会場を決めてしまうと、とんでもないヒンシュクをかいますよ。

■挙式のスタイルに合わない料理や、節約ばかりを考えた料理にはガッカリの声も

つぎに料理はどうでしょうか?経費を節約するために量が少なかったり、立食スタイルでもないのに大皿盛りにしてしまったりしては、いくら会場や演出が良くても台無しにしてしまいます。 特に女性は料理に厳しい目を持っていますよね。「食べ物さえ良ければ、あとは何でも許しちゃう」っていう人も多いのではないでしょうか?

■下品なスピーチや余興、当日になっての2次会へのお誘いは厳禁!

そして、案外チェックもれしてるのが、スピーチや余興です。
頼みっぱなしにしていると、とんでもないことになる場合があります。長〜いスピーチが延々と続いたり、友人から昔の「悪さ」を暴露されたり、歌好きのオジサンたちにカラオケ大会にされちゃったり・・・。
よくあるのが、新郎の友人たちによる下品な余興。
新婦を車に例えて「愛車の取り扱い10か条」を朗読するのを見た人は多いのではないでしょうか?
下ネタがらみの余興は、両親や女性にとっては笑うどころか不愉快なものです。事前に「スピーチは3分程度で」「余興には何をしてくれるの?」と確認しておけば、トラブルも少なくなるでしょう。 披露宴の後に二次会をする場合は、事前に招待状を出すなどの連絡をしておかなければなりません。
当日になって「来てね」と知らせたのでは、自分勝手だと思われてもしょうがありません。披露宴が夕方からだった場合の二次会だと真夜中になってしまいます。無理に当日にするよりは、別の日に設定する方が良い場合もあります。 これらの他に、遠方からのお客様への交通費・宿泊代への配慮、受付を頼んだ友人や司会の方との十分な打ち合わせなど、細かい心配りが必要です。
また、招待客は友人だけではなくて、親族や上司など年配の方もおられることを忘れないで!自分たちの希望にばかり夢中になっていると、知らず知らずのうちに「暴走披露宴」「思い込み披露宴」「ヒンシュク披露宴」になってしまいますよ!

「披露宴は新郎新婦が主役であることは間違いありませんが、あまりにも「自分たちが主役」という態度では周囲も興ざめしてしまいます。自分たちの希望も取り入れながら、わざわざ来てくださったお客様への感謝の気持ちや心配りを忘れないおもてなしをしたいものです。
そんな「行って良かった〜」「私もああいう披露宴をしたい」と思ってもらえる披露宴とは、どういうものでしょうか?会場・料理・演出の面で考えてみましょう。

「良い披露宴」

■駅に近い式場や、遠い場合は送迎バス。必要なら宿泊費なども考慮して・・・

 今まで会場にたどり着くまで困った経験はありませんか?特に地理の分からない場所だと何かと心配ですよね。
また、女性はハイヒールの靴を履いて行くことが多いので、なるべく歩きたくないものです。
駅から近い会場、もっと贅沢を言えば駅と直結になっているホテルだと言う事ないですね。駅から遠い会場や交通の便が悪い会場の場合は、送迎バスを用意すれば良いでしょう。
また、披露宴の日時によっては、宿泊の用意も必要です。平日の夜の披露宴に遠方から来ていただいたお客様には宿泊してもらうことも頭に入れておきましょう。赤ちゃんや小さな子ども連れのお客様が多い披露宴では、会場の壁際にベビーベッドを用意しておくのも親切ですね。

■来て下さる方々にあわせた料理メニューを。

続いて料理ですが、これは招待客の性別・年齢によって好みが分かれます。
たくさん食べる若い男性には「洋食のフルコースでメインのお肉が食べ放題」というのが理想的かもしれませんね。
一方、年配者には「フルコースはフォークとナイフが使いにくくて味わえない」と感じるかもしれません。招待客の年齢層を考えて料理の内容を決め、洋食にするなら年配者にはお箸も用意するなどの心配りをしましょう。
また、甘いもの大好きな女性客に喜ばれるのが、美味しいケーキをケーキカットに使い、後でデザートとして配られたり、デザートビュッフェを用意するなど「一点豪華主義」ではないでしょうか。
料理が美味しかった披露宴は、それだけで良い印象が残るもの。当日のお料理を楽しみにして来られるお客様も多いことを忘れないで!

■万人に喜ばれる演出の中に、キラリと光るオリジナルの演出を

さて、一番こだわりたいのは演出ですよね。
でもすべてに凝りすぎてしまうと、かえってオリジナル感がなくなるものです。なにかひとつに「こだわり」をもって演出を考えてみてはどうでしょうか。
例えば、ウェルカムボードやテーブルの席次表、メニューなどのペーパーアイテムを手作りにすると、「手間をかけたんだな」とほのぼのとした気持ちになりますね。披露宴の間は、お客様とゆっくり話すこともできないので、あらかじめ引出物に感謝のメッセージを添えるのもいいでしょう。「ケーキ入刀」も、手作りケーキの仕上げを友人たちにしてもらったり、日本酒好きなふたりなら鏡開きに変えることもできます。 余興には、音楽好きなふたりなら、本格的な生バンドの演奏をお願いしてはどうでしょうか。ただし、いくら好きでもロックやヘビメタは万人向けではないので、避けた方がいいですね。地域によっては、余興の時間をタップリと取り、多くの人が一緒踊ったり歌ったりする習慣があります。知らずに来られたお客様は、大変ビックリされるでしょうから、事前に「一緒に楽しんでね」と伝えておくと、より盛り上がって楽しい披露宴となるでしょう。 

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