結婚後の保険と家計

結婚式のその後に

期待に胸ふくらませ、彼との甘~い新生活を夢見て……。
と、幸せ気分に浸ってばかりもいられません。新しい環境で、しかも「同居人」が出来るということは、生活に必要なものも変わってくるのです。

[新生活のマネープラン]

●家計簿のススメ

家計簿のススメ   生活を普通に送っているだけで、毎日何らかのお金がかかります。
何も考えず、のほほ~んとしていちゃ、ダメ。お給料日前になって、「ご飯、食べられな~い」ってことになっちゃいますよ。

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そうならないためには、家計簿をつけてみるのがベスト。
最近ではPCを使って家計簿をつけたりしている人も多いようです。「面倒くさそう」なんて言わないで、ぜひチャレンジを。どんなところに出費が多いのかがよく見えてきますので、節約にも役立ちます。
どうしても「家計簿なんてムリ!」という人。そんな人は、家賃、光熱費、食費、日用品、新聞代、交際費、被服費など、項目別にノートに簡単なメモを残しておく程度でも違います。

共働きの場合、どちらの給料で何を負担するかを、しっかりと話し合っておきましょう。
「なんか、私が損してるみたい…」なんてことを思わなくてすむように、ふたりとも納得出来る分担をしたいものです。また、サイフをどちらが握るかもよくもめるので、ふたりで十分に相談を。

●新しい家族が出来たら保険を見なおそう

新しい家族が出来たら保険を見なおそう   結婚前に保険に加入していなかった人は、この際、保険加入を検討することをおすすめします。
お互いに「何か」あった時のため、最低限の保障を準備しておくということは、パートナーを思いやることでもあるのです。「私は加入しているから大丈夫!」という人も、独身の時と、結婚してからでは必要となる保障は変わってきます。「結婚と同時に保険を見なおす」、これ最近では、もはやあたり前のことになりつつあるようです。

ふたりともそれぞれ保険に入っている場合、支払もばかになりません。
全てを継続すると、かなりの負担になることもあります。どちらかの入っていた保険に「家族保険」を付け、もう一方の保険を解約し、ふたりでひとつの保険にまとめてみてはいかがでしょうか?

結婚後、仕事を続けるかどうかで保険の考え方も違ってきます。
専業主婦(主夫)の場合は、やはり収入が突然なくなることへの不安が大きいでしょう。その場合は、収入のある夫(妻)の死亡保障を高くし、収入のない妻(夫)の死亡保険は低く設定するのが一般的です。

共働きで、どちらも収入がある場合は、両方の保障をそこそこのものにしておくとよいでしょう。
収入の比率に応じて、保障を決めてみてもよいかもしれませんね。
死亡保障の目安としては、主になる働き手である夫(妻)は、1000~2000万円、子供が出来たら子供1人につき1000万円上乗せ、と言われています。そして妻(夫)は、専業主婦(主夫)なら死亡保障は500万程度、働いているのなら1000万円程度とし、医療保障に重点をおきます。

いずれにせよ、それぞれの家族構成、ライフスタイルで、必要とされる保障が違いますので、ファイナンシャルプランナーなどに相談してみるのもよい方法だと言えます。

●ふたりのライフプラン表を作ろう

fe4ce1df9e444876113bcc2dbaff312c_sふたりのライフプラン表を作ろう  結婚って、これから夫婦として、家族として長い人生を一緒にあるいていく人ができること。
だから「今が楽しければいいじゃ~ん」なんてお気楽に考えてないで、ふたりの将来にも目を向けて見て。

「庭付きの一戸建に、彼と私とそして子どもふたりと、毎日楽しく暮らすの♪」という夢があってもいいのですが、じゃあ、それを実現するためにはどうしたらいいかを考えなくては本当の「夢」で終わってしまいます。
何才までに子どもを産むのか、住宅の購入はいつ頃を目標にするのかをしっかりプランニング。そして、それを実現するにはどのくらいのお金が必要で、いつまでに貯めればいいのかなど、出来るだけ細かく書き出し、まずはライフプラン表を作ってみましょう。

住宅や車を購入する時はもちろん、出産、育児にもお金はかかります。
だからこそ、いつ、どれだけのお金が必要なのかを知って、そのために今何をやるべきか…考えることはたくさんありそうですね。

ふたりの理想を出し合い、作成したライフプラン表は、出来れば1年ごとに見直しを。
人生は確実に先を見通せないもの。状況によって、将来の目的や進む道も変化してきます。ライフプラン表は、いわば人生の道しるべ。最新情報に更新し、よりよく導いてくれるように、メンテナンスは怠らないことです。

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